Web会議ソフトとして、近年かなり注目が集まっている通話ソフト、Zoom。
インストールもマウスクリック一発、ログインも非常に簡単で、クライアントさんにしてもらう操作も非常に簡単で済み、Webを使った会社間の会議でも、WEB上でのクライアントさん相手に対してのやりとりでも絶大な効果を発揮します。
ただ一方で、「そんなに高性能なソフトだったら、要求されるスペックも高めなんじゃないの?」と思われるかもしれません。
ということで今回は、Zoomに必要なパソコンスペックや動作環境についてチェックしてみようと思います。
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Zoomで必要なパソコンスペックや動作環境は?
パソコンのソフトには動作環境というものが求められます。
これは、パソコンがソフトをしっかり動かせるかどうか?という基準のようなものですね。パソコンスペックは数字で表現されたりしますが、動作環境をしっかりとクリアしていないと、不具合が起こったりします。
具体的にいうと、「動きが重くてまともにソフトが動かない」「起動しない」といった感じですね。もしかしたら、あなたにも一度や二度の経験があると思います。
ネットを使った通話ソフトとして有名なのはスカイプですが、このスカイプにも動作環境というものがあり、このようなスペックが要求されています。
Windows® XP SP3、Vista、7、8、8.1 または 10 (32 ビットおよび 64 ビット版) オペレーティングシステム搭載のコンピュータ。
インターネット接続 – ブロードバンドを推奨 (GPRS は音声通話をサポートしていません)。
スピーカーおよびマイク – 内蔵と外付けのいずれでも可能。
音声通話には 100 Kbps (下り)/100 Kbps (上り) のブロードバンド接続を推奨。
グループビデオ通話を利用するには、参加者全員が Windows 版または Mac 版の Skype 5.0 (あるいは 5.0 以降) と、Web カメラを使用する必要があります。 最良の品質を実現するには、4 Mbps (下り)/512 Kbps (上り) の高速ブロードバンド接続と、Core 2 Duo 1.8 GHz プロセッサ搭載のコンピュータを使用することをお勧めします。 Skype 使用の最小要件は、512 Kbps (下り)/128 Kbps 以上 (上り) の高速ブロードバンド接続と、1 GHz プロセッサ搭載のコンピュータです。参考元: https://www.skype.com/ja/
このようになっていますね。
難しい数字や言葉が並ぶようで難しく感じるのですが、要約すると
- 現行のほとんどのWindowsや、Macでは動作する
- 音声通話にはある程度通信が安定している必要がある
- 通信量はHD画質のビデオチャットを使うと、比較的大きめ
という感じになっています。
スカイプは最新のパソコンであればほぼ問題ないのですが、ちょっと昔のパソコンだと、通話や画面共有をすると、非常に動作が重たくなってしまうことがあります。
また、そもそも画面共有に対応していないモデルもあり、一部機種では原因不明の画面共有が使えない現象なども起こってしまうのです。
スカイプとZoomのパソコンへの負荷をチェックしてみた
また、CPUの負荷の度合いについても、試しにパソコンのタスクマネージャーでチェックしてみると結果はこのようになりました。
(※環境はCore i5の2.6GHz、メモリ8Gです)
スカイプの方が数字が高いことが分かると思います。
ちなみにZoomはこんな感じでした。
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Zoomはどうでしょう?
Zoomはパソコン・タブレット・スマホであれば、基本的にはどんなパソコンでも動かせます。
スカイプではパソコンでしか対応していない画面共有機能も、Zoomは全機種対応で、面倒な細かいソフトのインストールなども不要なのが魅力的ですね。
関連記事:
スマホ版Zoomの登録方法を解説!ログインや通話までのやり方も紹介
つまり、パソコンでもタブレットでも、スマホでもZoomは相手の通信環境やデバイスの仕様を気にすることなく使えるということです。
たとえお互い使っているものがパソコンとスマホ、スマホとタブレットという組み合わせでもビデオチャットを楽しめる、ということなんです!
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Zoomでしかできないこともある!
LTEやスマホ、タブレットからの接続でも、Wifiでの接続も非常に安定しているのが特徴です。
これはそもそもの話、Zoomの通信量がスカイプと比較すると、圧倒的に少ないのが理由でもあります。
例えば、今までのネット通話ソフトのデメリットを挙げると、その通信量の多さがネックとなりました。
通信量が多いということはつまり、
- スペックの低い機器だと動作が遅くなる
- 通信が不安定になると音声が途切れる
- データ量が余分にかかり、料金にも影響が加わる
ということが問題として浮き彫りになってしまいます。スマホでの通話参加は帯域制限もあるのでやりたくない、という方も多いでしょう。通常の通話を受けることすら不安定になったりすることもあります。
また、
Wifiでの接続をしていても、途中で電波状態が悪くなれば音声は途切れ途切れになります。
私もよくクライアントさんとはスカイプを使うものですが、時々ものすごく相手の音声が聞き取りにくくなり、双方間のコミュニケーションに苦労したり、なかなか仕事の話が進まない、なんて時間を過ごすことがたびたびありました。
もう、トータルするとそういう時間をだけで何時間も今まで無駄にしてきたのではないかと思うレベルです。
それにスマホだと、場合によってはLTEや4G回線など、パケット量に制限のある状況で通信しなければならなくなります。
スカイプでビデオ通話をしたら、通信量の2GBや3GB、すぐに終わってしまう経験がありました。
ところがZoomは通信量そのものが少ないため、通信も安定しており、同時通話も最大50名まで対応していますし、人数が増えた分だけ通信量が何倍にもなるという事がないので非常に安定した環境となります。
通信量が少ないぶん、万が一LTEなどの回線で音声をしても、通信量を気にせずお話することができる!ということですね。
まとめ
Zoomの動作環境は非常に安定していますが、その秘訣はなんといっても「通信量の少なさ」だと私は思います。
今までのどんな通話ソフトよりも使いやすく、かつ音声もクリアなので、これから主力のコミュニケーションソフトになるのではないのでしょうか?
機能も現状のもので申し分ないので、今後のメインの通話・会議ソフトとして活用してみてはいかがでしょうか?
コメント
ほとんどのwindowsとmacで動きますよ!
サポートが終了しているosじゃなければ…!
情報のシェアありがとうございます!
2012 年のMacBook Airは動作しますが、背景画像を変えられないです。
バーチャル背景を変えるためにはそれなりのパソコンスペックが求められてきます。
きちんと調べた方が良いのではないでしょうか?
メモリとの関係で必ずとはいいませんが、
第四世代のCPUのパソコンは画像処理の関係がうまくいかない事が多いと考えます。
第五世代のi5ならものにもよると思いますさが、
メモリは8から10GB無いとしんどいです。
さらにバーチャル背景を使うなら、
第六世代以降のCPUが最低限必要です。
でないと背景に自分か融合することがあり、大変です。
第六世代のCPUの場合はメモリは最低8GBです。
4GB以下だと、使えなくはないですが、
読み込み不足が発生する可能性があります。
情報ありがとうございます!
初代Zoomあたりでこの記事を書いたのですが、最近はアップデートが重なって結構重たいアプリになってきている感はありますね。
おっしゃるとおり、バーチャル背景はそれなりにメモリを使うのは間違いないと思います。