会議ソフトZOOMのセキュリティ・脆弱性や安全性の評判は?

会社での仕事や会議、日常業務においてZOOMの利用を検討している場合、当然セキュリティも考慮しなければならないですよね。

個人での使用はもちろん、組織で使うなら情報漏洩にも気をつけなければならない、アカウントの管理などもしっかりしておかなければなりません。

Web会議ソフトは利便性に加えて、第三者に情報をチェックされることを防ぐ必要もありますね。

今回は、ZOOMをWeb会議ソフトとして活用していく際のセキュリティや安全性の評判についてを紹介していきます。

Web会議ソフトZOOMのセキュリティの評判は?

Web会議ソフトのZOOMは音声通話の質も高く、パソコンやタブレットがあればどこでも簡単にWeb会議がはじめられるので非常に便利なツールです。

サーバー上で動作するクラウドソフトでもあるためアップデートが基本的に自動に行われるので、メインの会議ソフトに使っても更新などの保守管理が不要な点も魅力といえるでしょう。

ただ実際に会社など大きな組織で運用することを検討する場合、「セキュリティ上の問題はないのだろうか?」を考える必要もあると思います。

結論から言うとZOOMは他の会議ソフトと比較しても導入が簡単で、セキュリティの要件をしっかりと満たせているソフトです。

では、順番にセキュリティに強い理由や特徴を紹介していきますね。

専用サーバーでの稼働なので秘匿性が高い、安定している

ZOOMはパソコン間での直接のやりとりではなくクラウド会議のため、ZOOMの専用サーバーからやり取りする通信方式を採用しています。

そのためセキュリティも専用サーバーで一元管理されており、サーバーも強いので社内専用ネットワークを敷いたりする面倒さや、ファイアウォールを導入する手間もありません。

クラウドツールなのでパソコンでソフトをアップデートする必要もなく、保守管理の時間的・金銭的コストが低いのも魅力ですね。

一方、スカイプなどはP2P方式という方式を採用しています。

今ではセキュリティ対策もしっかりとされており、大幅に安全性も向上しましたが、P2Pでは情報漏洩するリスクがあるという事例もありました。

会社などでは一度の情報漏洩が大きく問題になることもあるので、通信方式のセキュリティ上の脆弱性には気をつけたいものですね。

特に法人企業などでスカイプを使うことは、この通信方式を問題視する声も多くあります。

会議に使用するURLは毎回使い捨て

Web会議ソフトで気をつけなければいけないのが、URLの特定です。

毎回使用するURLが一緒の場合、万が一そのURLが特定されたら情報を傍受される可能性があります。

こういった面でもZOOMは会議ごとに新しいURLを使うので、セキュリティ面でも非常に安全性が高いといえますね。

「このURLをクリックしてください」と伝えるだけで会議がスタートできるのも評価の高いポイントです。

私も新しくZOOMを使う相手には「この記事をチェックして、通話に参加されてください」と伝えているのですが、正直これだけですんなり通話を始められるのでめちゃめちゃ重宝しております。

関連記事:
zoomの通話に参加する方法!会議に参加する操作手順は?

ここは他のテレビ会議ソフトにはない利便性だと思います。

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「1人1アカウント」の概念がない

ZOOMは発信者のみがアカウントを持っていれば通話に参加できるので、参加者が一人ひとりアカウントを準備する必要がないのもセキュリティを高くできるポイントです。

スカイプやハングアウト、メッセンジャーやチャットワークなどのソフトにも通話システムは存在しますが、その場合の大きなデメリットは「双方でアカウントも持っている必要がある」ということでしょう。

全員が通話や会議に参加するためには、全員のアカウントを作り、管理しなければなりません。

組織レベルになるとアカウントの管理は膨大になりますし、個人でアカウントを管理する必要も出てくるため、パスワードやIDが流出してアカウントごとの個人情報が漏洩するという可能性もあります。

またスカイプを使った会議などでありがちなのは、プライベートアカウントを仕事中に従業員が使ってしまうという問題です。

チャットでのやりとりは便利なものの、業務でスカイプを使っていても友人とのコンタクト先を共有して業務外のことに使われてしまうリスクがありますね。

クラウド保存ができ、パスワードもかけられる

Web会議の議事録を動画で保存する場合、有料プランを使用すればZOOMの専用サーバー上に録画した動画や音声を保存できます。

そのためパソコン上にデータを保存する必要もなくなり、社内ネットワーク伝いでその業務と関係のない社員からのアクセスも防ぐことができます。

サーバー上にデータを保管するときにもパスワードをかけられるので、セキュリティを維持しやすいという面も魅力でしょう。

ZOOMにもセキュリティ問題はあったものの解決済み

このようにセキュリティ面で安定しているZOOMですが、過去に何も問題がなかったわけではありません。

すでに解決済みとなっているセキュリティ問題として、かつては以下のようなことがありました。

  • フェイスブックに利用者の情報が送られていた
  • Windows認証情報が盗まれる危険性があった
  • ローカルの権限昇格ができてしまった(Mac版)
  • 脆弱性のある暗号化方式を採用
  • 中国のサーバーを経由していた

いずれもZOOMは対応し現在は解決しているので、このようにしっかり対応してくれているという意味でも安心ですね。

またしっかり対処したバージョンのZOOMを使うことも大切なので、こまめにZOOMのアップデートを確認し、必要であれば最新版にしておきましょう!

まとめ

ZOOMがセキュリティ面でも安定しているという事について今回は紹介していきました。

他のソフトと比較しても

  • 主催者側だけのアカウントがあればいい
  • URLは毎回新しいものが使える

といった点はセキュリティの面からしても非常に効果的で、参加者の1人のアカウント情報が流出して情報漏洩するというリスクも最小限に抑えられます。

このあたりは他のWeb会議ソフト、テレビ電話ソフトにもない魅力なので、ぜひ効果的に活用していってみてはいかがでしょうか!

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